六ヶ所村立泊こども園所在地: 青森県上北郡六ヶ所村大字泊 / 用途: 保育所型認定こども園 / 工事種別: 新築 / 規模・構造: 地上1階・木造一部S造 / 敷地面積: 8,441.45㎡ / 建築面積: 1,765.53㎡ / 延床面積: 1,561.09㎡ / 最高高さ: 7.450m / 竣工: 2021年 / 建築主: 六ヶ所村 / 共同設計: 関・空間設計 / 木育広場監修: 特定非営利活動法人芸術と遊び創造協会(東京おもちゃ美術館) / 構造設計: 山辺構造設計事務所 / 設備設計: 佐藤設備設計室 / 施工: 附田・柏崎・瀬川・木勝・美和経常建築工事共同企業体 / 木育広場施工: 鎌内工務店 / サイン計画・木育広場什器: STUDIO DESSERT / 木のおもちゃ: アプティ / 写真: 山田圭司郎 ※写真家山田圭司郎さんによる、六ケ所村の成立ちから空間への繋がりを表現した動画も公開しました。是非ご覧ください! 青森県上北郡六ケ所村。美しい山と海を望む丘に建つ保育所型認定こども園です。全体は三角形の「おむすび型の園舎」。国産カラマツ集成材でつくられた1.82mグリッドの格子梁による大屋根が特徴的な建物です。建物の中心にある大きな回遊動線は様々な場所が視線で繋がる自由な空間となっており、冬期や悪天候など外で遊べない時の園児たちの遊び場になるなど様々なアクティビティを作り出します。また、六ケ所村が掲げる「ウッドスタート宣言」にふさわしい施設として木育広場「ろっくもっくぷらざ」が併設されており、園児や訪れたこどもたちがたくさんの木おもちゃで遊びながら学ぶことで、よりよい保育環境の実現を目指しました。 木育広場「ろっくもっくぷらざ」は円筒状の空間が並んでいるのが特徴です。六ケ所村には6つの地域が一つの村となった歴史があり、この地域の結びつきを空間体験として学んでほしいという意図から「6つ」の円筒空間を配置しました。円筒空間の配置は、格子梁の架構に沿った自由度の高い構造耐力壁の配置により可能となってます。4つの円筒に2層分の高さを持たせ、自然採光と通風を確保するとともに、階段で上へ登り屋根上から海を眺められるようにしています。木の建築と木のおもちゃを通じてこの地域についても学ぶことができる「開かれた広場」となることを目指しています。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |