湘南モノレール富士見町駅改修神奈川県の大船と江ノ島を結ぶ、湘南モノレールの富士見町駅の壁面をバリアフリー化工事に併せて鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会がデザインをおこないました。今回は、モノレールというものが鉄道と少し異なる位置(視点)からまちを観察できることから考えはじめています。湘南モノレールは鎌倉と藤沢の山々を登り下り、時には谷を通過していきます。そのような魅力的な周囲の山々や、遠くは箱根や富士山と駅舎との距離・高さから導かれる形状を2次元化し壁面にプロットしました。変化の激しい近景と微動の遠景のレイヤーは、駅によって異なる仕組みです。素材はポリカーボネート複層半透明パネル(ルメウォール/タキロン社製)でその3つに分かれた中空層にアルミパイプと銅パイプ(富士山用)を差し込み重なり合う山々を表現しました。 所在地: 神奈川県鎌倉市台2丁目 / 用途: 駅舎 / 工事種別: 改修 / 構造: 鉄骨造 / 寸法: 地上面+5755㎜, 幅18000㎜, 高さ3070㎜ / 延床面積: 150.62m2 / 最高高さ: 9.88m / 竣工: 2016年 / 建築主: 湘南モノレール株式会社 / 設計: 鎌倉・藤沢リングプロジェクト研究会 / 施工: 熊谷組 / 写真: 田邉雄之, 伊藤立平 本プロジェクトの詳細については研究会のホームページも併せてご覧ください。 |