170321
素晴らしい写真とともに、このプロジェクトで取組んだことが伝わる編集をして頂き、大変感謝しております。全誌面は読み切れていませんが、木と建築の間で様々な取り組みがなされていることに改めて勉強させられることだらけです。是非ご覧頂ければ幸いです。 改めて振り返ってみて、プロジェクトの位置づけとして誌面の説明文に付記させて頂くとすれば、住宅とサテライトの一体化という方向性が、シンラテックさん、近藤社長との長い議論の中から明確になってきたこと、住宅を建てることが単なる所有の対象ではなく、街の関係を繋ぐ契機となっているということです。また何故「広葉樹材」なのかということについては、資源量はふんだんに山中にありながら、「雑材」として位置づけられ、今まで使われなかった樹種を扱う可能性の幅を拡げることが目的でした。地域で閉じる訳にはいかない製材所のスケールの話や、生産から使用までの循環の話など、必要な議論がまだまだあるように思います。 |